シャニダールとは、映画「シャニダールの花」を観て感じた人と花の関係

シャニダールとは一体なんだろうか。この作品は美しい花と人間の関係を見ることができます。人はどんな時に花を見たくなるでしょうか?普段の生活で花を必要とする時はいつでしょうか?人と花の関係は遥か昔からあったのかもしれません。

 

シャニダールとは

 

シャニダールとは、映画「シャニダールの花」を観て感じた人と花の関係

イラク北部にある洞窟遺跡。

1950年代にアメリカの人類学者ラルフ・ソレッキらが調査したもので、4層の文化層の最下層(D層)からネアンデルタール人の化石と8種類の花粉が発見されました。約5〜6万年前のもので人の骨と花粉が一緒に発見されたのは初めてのことだそうです。ラルフ・ソレッキは遺体に献花されたものだと予想しましたが、真相は未だはっきりしていません。

 

心の発生の地

 

シャニダールとは、映画「シャニダールの花」を観て感じた人と花の関係3

このことから、ネアンデルタール人には死者を悼む心があり、遺体に献花したり副葬品として花を添える習慣があったのではないかという説が出ました。そのことから、もっとも古いお墓として伝えられています。

今までネアンデルタール人は知能が低く野蛮で獣的だという説がありました。もし、本当に遺体に花を添えていたのならネアンデルタール人の心を観ることが出来ます。なくなった人に対して悲しんでいたのかもしれません。このことからシャニダールは人の心が生まれた「心の発生の地」と言われています。

 

 

オープニングから斬新な映像とロックな音楽はインパクト大です。

美しい花は魅力的であると同時に恐ろしいものだと思いました。植物の生命力が力強く感じる作品です。

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